2008年 08月 24日
2008年タングルウッドの夏日記、終了
午前中はタングルウッド最後のオープンリハーサルだったので、家族を連れていく。
行く夏を惜しむかのように、お客さんもたくさん集まっていた。
2ヶ月分の生活荷物をまとめ、本日ボストンへ帰ります。
また来年の夏も、同じようにここに戻って来よう。
週明けには日本行きの飛行機に乗り、帰国です。
来週からのオーボエキャンプに参加してくださる皆さん!(おかげさまで満席)
会場でお会いしましょう!
Christoph von Dohnányi, conductor
BEETHOVEN
Symphony No. 2
BEETHOVEN
Symphony No. 3, Eroica
2008年 08月 23日
オールベートーベン・プログラム
まだ2階で寝ている妻と娘。
階下で1時間ほどオーボエが鳴っているにもかかわらず、起きてくる気配なし。
朝の清々しい空気は、集中するのに持ってこい。
こんなに気持ちが良いのに。
秋の訪れを感じるタングルウッド。朝晩はかなり涼しい。
でも昨日の日中は、気温が上がり、快晴。残り少ない夏の貴重な活動日!と、
午前中のリハーサルを終え(勿論、自転車通勤)、家族でツーリングに出掛け、プールで泳ぐ。
その後、この夏大活躍だった自転車の最後のメンテナンスの為、お世話になっている自転車専門店へ。
あと2日でタングルウッドの夏も終わり。
2ヶ月生活したタングルウッドを去る準備を、ちゃくちゃくと進めているのだ。
夜は、以下のプログラムでコンサート。
Rafael Frühbeck de Burgos, conductor
Christiane Oelze, soprano
Kristine Jepson, mezzo-soprano
Richard Croft, tenor
Hanno Müller-Brachmann, bass-baritone
BEETHOVEN
Mass in C
BEETHOVEN
Symphony No. 5
コンサート後、満点の星空(これがまた、すごいのよ)を仰ぎ見つつ、帰宅。
オリンピックを観ようとテレビをつけたけど、
数分後にソファの上にて就寝・・・(笑)
2008年 08月 22日
《オーボエの恩師〜ジョゼフ・ロビンソン先生のこと》
これまでの人生を振り返ってみると、
オーボエに限らず、恩師と呼べる師匠が何人かいる。
しみじみ、幸せなことだと思うのだ。
かつて良き師と培った濃い時間は、それだけで自分が若い人の前に立ち、指導をする時の土台になる。
お金では買えない財産ってこういうことをいうのだろう。
そのうちの一人、ロビンソン先生のことを書いてみました。
まあ、このブログにもいろいろと書いたのですが、改めて先生への思いをまとめてみたという感じ。
ぜひご覧下さい。
http://www.zassi.net/
写真は、Mt.Baker ワイナリーのブドウ畑)
2008年 08月 21日
タングルウッドの夏、ラストウィーク
「何かあったんですか?」と、メールでそれとなく尋ねてきてくださる方もちらほら。
今や、皆さんへ向けての近況報告的役割も果たすこのブログ(笑)
ご心配おかけしました。
ただ、日々のリハーサル、コンサートに加えてパーティや来客、野外でのいろんな遊びに疲れて、パソコンを開ける気力もなく日々が過ぎていったという・・・
その怒濤の日々の証拠写真(?)を載せておきます(笑)
写真下;知人宅のカクテルパーティにて、オーボエクァルテット等々披露。
さて、いよいよラスト・ウィークを迎えたタングルウッド音楽祭。
やっとプレヴィンが終わったと思ったら、ドホナーニ、ブルゴスと大御所が続々登場。プログラムも結構重く、緊張続き。(溜息)
昨夜は、隣に住むBSOファゴット奏者、リックの家でBSOのメンバーとその家族40人程が集い、いわゆる【タングルッドさよならパーティ】。
夜遅くまで飲めや話せや、ワイワイ盛り上がり、楽しかった!
ホント、タングルッドではパーティなど多いです。
結構疲れるから、全てには参加しないんだけど・・
日曜日のラストコンサートを終えたら、来週初めに日本へ帰国します!
2008年 08月 09日
第4回・代官山ヒルサイドテラス音楽祭のこと
帰国中《第4回・代官山ヒルサイドテラス音楽祭》(9月20日・21日代官山ヒルサイドプラザホール)があり、そろそろ本格的にこの準備を進めようと思っているところ。
今回で4回目となる代官山ヒルサイドテラス音楽祭。
過去3回の音楽祭は、ボストン響、ベルリン・フィル、パリ管弦楽団の仲間たちを集めて、それぞれ開催させていただいた。
各回の思い出はホントいろいろで、共演してくれた世界中にいる仲間たちとの交流は今も温かく続いている。
毎回、思いの丈を込めて、音楽監督として出演者として頑張ってきた代官山ヒルサイドテラス音楽祭だから、今回も思い入れは大きい。
今年は、主催者である代官山ヒルサイドテラスオーナー朝倉徳道様、美子様ご夫妻との出会いから、節目の10年。
また、ニューヨーク留学時代、毎日のように会っていた旧友で、今や押しも押されぬ作曲家、猿谷紀郎さんの新曲発表が今回の音楽祭の大きな目玉である。
そして、様々な縁あって、この度代官山に集結する13名の素晴らしい日本の音楽家達。
(BSOゲストコンダクターのアンドレ・プレヴィン氏と昨日のリハーサル後に。
代官山ヒルサイドテラス音楽祭、第1日目のトリに、プレヴィンの「ピアノ・オーボエ・ファゴットの為のトリオ」を演奏します!)
これまでの出会いや思い出、そこから導き出された全てに感謝の気持ちで、音楽祭の2日間を大切に過ごしたいと思っています。
ぜひ、ブログをご覧下さっている一人でも多くの皆様に、代官山に足をお運び頂き、我々と共にこの《特別な2日間》を共有して頂けたら、嬉しく思います。
《第4回 代官山ヒルサイドテラス音楽祭》
俊英演奏家を迎え 猿谷紀郎氏新曲発表 音楽監督:若尾圭介
2008年9月20日(土) 18時開演
2008年9月21日(日) 16時開演
会場・代官山ヒルサイドプラザホール
出演; 【 第1日目 9月20日(土)】
フルート;高木綾子/オ−ボエ:若尾圭介/ファゴット:水谷上総/ヴァイオリン川田知子/ピアノ:広瀬悦子/チェンバロ:水永牧子
出演 ; 【 第2日目 9月21日(日)】
ヴァイオリン:川田知子/ビオラ:須田祥子/チェロ:菊池知也/コントラバス:吉田秀/フルート:神田寛明/オ−ボエ:若尾圭介/クラリネット:三界秀実/ホルン:西條貴人/ピアノ:広瀬悦子
プログラム ※公演の内容が一部変更の場合がございますのでご了承ください
【第1日目 9月20日(土)】
A.ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調
G.テレマン:ソナタ変ホ長調 OBB.22
A.ベゾッツィ:ファゴットと通奏低音の為のソナタ
A.ヴィヴァルディ:協奏曲 へ長調
猿谷紀郎:円環の軌
猿谷紀郎:三重奏曲(第4回ヒルサイドテラス音楽祭委嘱作品)
A.プレヴィン:オーボエ、ピアノ、ファゴットのための三重奏曲
【第2日目 9月21日(日)】
J.S. バッハ: 羊は安らかに草を食み(カンタータBWV208より)
J.C.バッハ:四重奏曲 変ロ長調 Op.8
S. プロコフィエフ:五重奏曲 Op.39
J.S. バッハ:パルティータ イ短調 BWV 1013
J. ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
W.A.モーツァルト(寺嶋陸也/編):歌劇「魔笛」より
全席自由 4000円
チケット取り扱い:アスペン 03-5467-0081
e+(イープラス) http://eplus.jp