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今日は冷たい雨のボストンですが、少しずつ暖かな陽気と草花の香りが心地よく頬を掠める日が増えてきました。

そう言えば、今年も日本の桜を見ることが出来なかったな。
なんて毎年、呑気に思っていたものだが、この春ほどに自分と家族がボストンで歩んできた道のりと、今ここにこうして居られる幸運に深い感謝を覚えたことはない。
もう、桜は心で見られるなら、充分に幸せ。
今を確かに生きていくことが、どれほど尊いことなのかを改めて思う季節を過ごしています。

先日は、ミュンヘンからヴァイオリ二ストMaya Wichertさん(10歳!)を招聘、リディーマー教会コンサートシリーズに出演して頂きました。
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Redeemer Concert Series IV
Friday, April 21, 2017 at 7:30 pm

Maya Wichert, Violin
Keisuke Wakao, Oboe
Keila Wakao, Violin
Dina Vainshtein, Piano

Carmen Fantasy Op. 25, Pablo de Sarasate

“Nigun” from Baal Shem, Ernest Bloch

Sonata for Violin in D Major Op. 12-1, Ludwig van Beethoven

Partita for Solo Violin in E Major BMW 1006, Johann Sebastian Bach

Caprice. Op 18-3, in D Major, Henryk Wieniawski

Concerto No. 1 in g minor, Op. 26, for Violin and Piano, Max Bruch

Introduction and Tarantella, OP. 43, Pablo de Sarasate

Double Concerto in d minor, BWV 1043, for two Violins and Piano, Johann Sebastian Bach

Concerto for Oboe and Violin in c minor, BWV 1060, Johann Sebastian Bach


この若さにして、ボリュームあるレパートリーを立派に弾き切る力は、この年代では世界でもトップレベルでしょう。
純粋無垢な美しさ、躊躇のない煌めきを目の前に出来る機会は、実は儚く貴重なもの。会場のお客様も、未来を想う楽しみと共に大いに喜んでくださいました。
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互いに切磋琢磨してくれればとの思いで、同じ年生まれのワカオ家一人娘も共演。

大人には分かり得ない共通項もあると見え、2人はすっかり仲良しに。
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ドイツとアメリカ、音楽を架け橋に永く友情が続くと良いね。
経験上、同業の良き友人は、時を経るほどに宝になるもの。
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今回のコンサートがヴァイオリンの勉強以上に、2人の友情のプラットホームになってくれたら、何よりの贈り物が出来たのかもしれないな、と思うのだ。

# by wkboston | 2017-05-07 03:39 | ワカオ家ヴァイオリン奮闘記

5月下旬より開催してきたモーリス・ブルグ氏との日本各地でのコンサート、マスタークラス、5/25発売、最新CD『World of Oboe』プロモーション取材、オーボエキャンプ等、全ての日程を終えました。
明日、アメリカに帰ります。

各公演にお越し下さったお客様、関係者各位、各地で熱演してくれた音楽仲間達と作曲家・上林裕子氏、マネージャーの西入さん、ブルグ氏の様々な手助けをしてくれた塩野谷くん、ご協力頂いたドルチェ楽器、ワーナーミュージックの方々、関わって下さった全ての皆様に心よりお礼申し上げます。

それにしてもこの充足感、なんと表現すべきか。

今回のツアーと、最新CD『World of Oboe』は、オーボエ界のレジェンドと言えるブルグ氏の同意なしには実現し得ない、私にとって『夢が形になった』こと。

御年78歳。氏から共演者や演目についてのリクエストはあれど、息子ほどの年齢の私のアイディアを拍子抜けするほどするりと理解し受け入れて、各地で見事な演奏を披露、独特なる足跡を残して、パリに帰って行った。

ブルグ氏のオーボエの素晴しさについては、今更書くまでもないだろう。
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これまでパリで何度もレッスンを受け、ボストンでは10日以上もワカオ家に滞在してくれたり、それなりに長い時間を過ごしてきた。が、今回の日本ではリハーサル、コンサート、移動の繰り返しの集中的な毎日で、本番に向かうオーボエ奏者モーリス・ブルグの真骨頂をあらゆる場面で共有出来た。
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(6月1日、紀尾井ホール公演本番前、舞台袖にて)

ツアー中、隙間時間を見つけては、私も再び呼吸法のレッスンを受け、周りで色々と手助けをしてくれた学生達の演奏を聴きアドバイスをくれたり、ワカオ家10歳娘も長時間、氏の音楽の伝授を受けた。
伝えておくよ、残しておくよ、という尊いメッセージが込められているようで、掛け替えのない時間だった。
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(10歳娘もヴァイオリン抱えて新幹線に乗り、コンサートツアーへ)

頑固かつ自我の強さは半端ない。反面、大きく公平な視線で物事を見ていて、たとえ自分の信念、やってきたことと異なるものであっても、これはと思えば認める懐の広さを併せ持つ。
本物の自信とはこれだろう。
このように柔らかで豊かな感性を、人はいくつになっても持ち続けることが出来るのだ。

ブルグ氏と過ごした音楽三昧の時間の中で、また生きてゆく元気がムクムクと湧いてきた。
たくさんの想い出と共に、今回の日本ツアーの一番の土産である。
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(岐阜県大垣市スイトピアセンター音楽堂にてシュトラウスのオーボエ協奏曲、指揮は私。2度とない瞬間かも。感謝。)
# by wkboston | 2016-06-23 03:54 | ワーナーCD『World ofOboe』

BSOコンサートツアーは日々進行中。
昨日は、JSバッハをはじめ名だたる音楽家がその才能と活力を注ぎ込み、歴史を紡いできた街、ライプツィヒに滞在。公演会場ゲヴァントハウスは、個人的にも想い出深いシューベルト交響曲8(9)番『グレート』、メンデルスゾーンやブラームスのヴァイオリン協奏曲、シューマン交響曲第1番『春』など名曲中の名曲が初演されたコンサートホールである。
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これまでにも様々なステージで演奏してきたけれど、ここはもう格別に神聖なるスピリットが息巻いていて、興奮しましたねえ。

本日はドレスデン、この写真はホテルでの朝食中のワンショット。
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音楽監督アンドレスネルソンス、ボストン響ディレクター、マークヴォルピ、フルート奏者クリントと。
朝食を頂きながら、音楽監督と長〜く話をしました。ツアーならではの貴重な出来事。

明日はミュンヘン。ツアーもようやく半ばに差掛かり、疲れも出てくる頃ですが。


次回は来る5月25日、昨年に引続きワーナージャパンよりリリースする新しいCD、モーリスブルグ氏とのジョイント『World of Oboe』について、また日本各地でのコンサートについても書こうと思っています。

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# by wkboston | 2016-05-08 09:49 | ワーナーCD『World ofOboe』

タイトルは、想いを込めた『World of Oboe』/日本公演日程のお知らせ_f0128982_903891.jpg

BSOドイツ、ウィーン、ルクセンブルグ公演が始まり、旅に出ています。

ただ今、麗しきフランクフルト滞在中。

写真は、先ほど初日公演を終えたフランクフルトオペラハウス。


さて、このBSOツアーを終えたらその足で日本へ飛び、各地でモーリス・ブルグ氏とのジョイントリサイタルに出演します。


昨年ボストンで録音したブルグ氏とのジョイントCD、その名も『World of Oboe』がいよいよ5月25日発売です!!

いや〜、ここに来るまで多くの方に力を貸して頂きました。心より感謝します。


CDプロモーションを兼ねたコンサートを下記の通り開催します。

お近くの皆様、是非お越し下さい。

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若尾圭介と音楽仲間コンサート

5月28日(土)埼玉県障害者交流センターホール

出演:モーリス・ブルグ、高木綾子(Fl)山本正治(Cl)須田祥子(Va) 広瀬悦子(Pf)、若尾圭良(Vn)

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若尾圭介 モーリス・ブルグ ジョイントリサイタル

5月30日(月)18:45開演 宗次ホール(名古屋)

共演:須田祥子(Va) 広瀬悦子(Pf)

一般4500円 学生2700円

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【モーリス・ブルグ&若尾圭介 オーボエジョイントリサイタル】
巨匠と名手との邂逅
6月1日(水)19:00開演 紀尾井ホール
共演:高木綾子(Fl)山本正治(Cl)須田祥子(Va) 広瀬悦子(Pf)、主催:紀尾井ホール
チケット(全席指定):S席6000円 A席4500円 学生A席2000円

若尾圭介後援会でもチケット取り扱っております。
ご希望の方はwakaoconcert*gmail.com(*を@に変更してお送りください)へご連絡お願いします。

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大垣室内管弦楽団 第40回記念特別演奏会
6月5日(日) 15:00開演 大垣市スイトピアセンタ-音楽堂

出演:指揮:若尾圭介 オーボエ:モーリス・ブルグ ヴァイオリン:若尾圭良

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲
ベートーベン:交響曲第5番「運命」
チケットは、スイトピアセンター事務所などにて販売中。

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宮武きみえ 室内楽シリーズVol.23 モーリス・ブルグ&若尾圭介を迎えて

6月8日(水)19時開演 北九州 響ホール

一般3,500円 学生(小〜大学生)2,000円(当日各500円増)

問い合わせは、KMFカンマームジーク TEL:093-871-2220(宮武)


# by wkboston | 2016-05-04 08:49 | コンサート情報

また更新が滞りました、、、。
コンサート情報を終了後に載せるとは、なんとも情けない。
とはいえ週末からBSOドイツ公演ツアーに出発するし、5月後半からはモーリスブルグ氏との日本各地公演ツアーが始まります。
これはもう、自ら尻に火を付け情報発信せねば、と誓ってます!

さて、4月8日(金)リディーマー教会コンサートシリーズ、今シーズン最後のコンサートに登場して下さったのは、オーボエ奏者、荒木奏美さん。
昨年、オーボエのコンクールの中では、世界で最もハイレベルな一つとされる国際オーボエコンクール軽井沢で日本人として初めて優勝。
また、芸大在学中に東京交響楽団首席オーボエ奏者に就任、多方面で忙しい中、日本からボストンに来てくれました。
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荒木さんの演奏を初めて聴いたのは2014年、管打楽器コンクール。
ボストンから駆け付け審査員として100名程のオーボエ演奏を聴きながら、現実と幻夢の世界を行きつ戻りつ、、そんな時、荒木さん登場、ひとつ音を鳴らした途端にハッ!耳と意識が覚醒したのを覚えている。

今回のリサイタルでも、バッハから現代ものまでフルプログラムを弾き切り、実力を見せてくれました。
これから長く、でもきっと瞬く間に通り過ぎる、プロのオーボエ奏者としてのキャリアが目の前に拡がる荒木さん。
もしかすると、これまでのオーボエ奏者が誰も考えなかったところへ到達するかもしれない、そんな夢をも想わせるほどフレッシュで素晴しいコンサートでした。
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(ボストンの新しいワカオ宅にてリハーサル中)
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(ボストン響公演を聴きにシンフォニーホールへ。指揮者ハイティンクと。)
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荒木奏美オーボエリサイタル
2016年4月8日(金)午後8時開演 リディーマー教会チェスナットヒル
出演;荒木奏美(オーボエ)
若尾圭介(オーボエ)、ロバート・シーナ(イングリッシュホルン)、エメリー・フェルプ(ピアノ)

上林裕子:街の灯
J.S.バッハ:フルート・ソナタ ホ長調 BWV1035
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ21番 ホ短調 K304
シューマン:幻想小曲集 op.73
スカルコッタス:ソロ・オーボエとピアノ伴奏のためのコンチェルティーノ
パスクッリ:《椿姫》の楽しい思い出
上林裕子:森を渡る声
# by wkboston | 2016-04-29 01:25 | コンサート情報