『若尾圭介inパリ』発売!
ワーナーミュージックより
昨年パリで録音した 最新盤『若尾圭介inパリ』 4月9日、発売 若尾圭介(Ob) 広瀬悦子(Pf) マルク・トゥルネル(Fg) パリの想い出満載、 ブックレットに至るまで 渾身の作品です。 是非聴いて下さい。 http://wmg.jp/artist/wakaokeisuke/WPCS000012677.html ------- 元ボストン・ポップス 音楽監督、作曲家 ジョン・ウィリアムズが 若尾圭介の為に 初のオーボエ協奏曲 を作曲しました。 2011年5月25日・26日 ボストン シンフォニーホールにて J.ウィリアムズ指揮 若尾圭介オーボエ ボストン・ポップス オーケストラ共演の 世界初演は盛況に 終了しました。 ------ メールを下さる方は wkboston@live.jp へ感想・質問・要望等 お送りください! 若尾圭介オフィシャルHP http://wakaokeisuke.com/ 外部リンク
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2017年 12月 13日
![]() 開場直前の舞台。わくわく。 たくさんのお客様の前で演奏する度に、確実に成長していく11歳。 いつか大きくジャンプしたいなら、心と身体をしなやかに鍛える上で、これ以上に大切な時期はないと言える。 分数楽器(3/4)でオーケストラと共演するのも、これが最後になるかな。 演奏を聴いていると、 「パパ、私はこれからもヴァイオリンを弾いていきたいよ。」という娘のメッセージが伝わってくるようだった。 応援してくださった皆様、ありがとうございました。 次々に予想外の大きな出来事が起きた2017年も、残すところ僅か。 ![]() (クリスマスツリーを買いに。今年は断然!いつもより大きめを選ぶ。御利益、ごりやく、、) いや、苦しい日々もありました。担当ドクターには、治療の最後になって、 「貴方が受けた治療は、現在実用化されている様々な癌治療の中で最も辛いものの一つです。良く頑張りましたね。」と忘れ得ぬ言葉を言われ、絶句・・・(苦笑) 何はともあれ、逆境をもろともせず、娘が元気に前向きに歩んでいることこそが2017年、ワカオ家達成感の源。 娘のTED出演についても、たくさんのメールを頂きました。 この場を借りて心よりお礼申し上げます。 ▲
by wkboston
| 2017-12-13 03:58
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2017年 12月 08日
ワカオ家ひとり娘、圭良のTED スピーチと演奏をご覧下さった読者の皆様には、改めて感謝します。 とにもかくにも11歳の子供に、世界に名を馳せる研究者や政治家、ビジネスマンなどと同じステージに立つ貴重な体験をさせてくれたボストンコミュニティの懐の広さに、じんときてます。 この市民レベルの社会の在り方が、アメリカの魅力であり強みである事は間違いない。 さて、ここでまた一つ、娘のコンサートの告知をさせてください。 12月10日(日)午後3時から、ボストン大学サイ・パフォーマンスセンターホールにて、ニューイングランドフィルハーモニーオーケストラとサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」を共演させて頂きます。 忙しい師走の日曜日ではありますが、お近くの皆様、宜しければ是非お越しください。 ![]() オーケストラとリハーサル中。 ▲
by wkboston
| 2017-12-08 05:07
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2017年 12月 02日
![]() 暖かいメッセージの数々、ありがとうございます。(涙) 英語のスピーチ部分に関して「せめて大筋だけでも、日本語にして欲しい。」と、幾つかご意見頂きました。 以下、ちょっと長いですが、日本語訳(意訳)を作ってみました。 最終的に省いた表現や、日本語らしくするために加えた文章も多少あります。 夏の終わり頃、娘が一生懸命、原稿を作っていた姿を、思い出しました。 是非、英語スピーチと合わせてご覧ください。 --------- ある夜、ベッドに入る支度をしていると、両親が別の部屋の扉を閉め、こそこそと話をしていました。 何かを隠している気配を感じ、きっと私のことを話しているのだろう、私といえばヴァイオリン、音楽のレッスンを止めようなどという悲しい会話をしているのではと想いを巡らせました。何も知らされていなかった私は、信頼されず見放され、一人取り残された気分でした。 しばらく経って、お母さんが部屋に入って来た時、すぐに何か悪い知らせがあるのだと分かりました。 お母さんはベッドの端に座り、深呼吸をして言いました。「お父さんが扁桃腺(中咽頭)がんになってしまったの。」 私は驚き、そして大きな恐怖を感じました。 「お父さん、死んじゃうの・・?」 お父さんは、ボストン交響楽団準首席、ボストンポップス首席オーボエ奏者、若尾圭介です。 扁桃腺のがんと聞き、お父さんはもう二度とオーボエを吹けなくなるのではと、とても心配でした。 両親は私に、病気のことをしばらく隠していました。私を守ろうとした事は理解出来ますが、もっと早く、すぐに打ち明けて欲しかったと思います。 真実を聞き、私が考えたのは、「お父さんの力になりたい。」ということだけでした。 では実際に、誰かの力になるには、どうすれば良いのでしょうか? 一般的な方法とは違うかもしれませんが、私はお父さんと接する時、出来るだけ「いつもと同じ私」でいることを心掛けました。 病気を知る人に、「治療はどう?痛かった?」などと聞かれると、お父さんは辛さや恐怖を思い出すのか、少し表情が曇るのが分かりました。だから、私は自分自身に約束したのです。「お父さんが元気になるまで、絶対に病気の話はしない。別の話をしよう。」と。 お父さんは音楽が好きで、特に私のヴァイオリンを聴くのが大好きと言っていたことを思い出しました。 お父さんの為にヴァイオリンを練習し、演奏しました。 音楽が聴こえてくるとお父さんの表情は和らぎ、心地よい気分になっているのが分かりました。音楽で心が癒される、そう言っていました。 お父さんが治療を受けたボストンのダナ・ハーバーがん研究所病院を初めて訪れた時は、不安な気持ちでいっぱいでした。病室で、たくさんの管に繋がれて横たわるお父さんの姿を見るのが怖かったのです。 でも実際に行ってみて、担当のドクターや看護士、ソーシャルワーカーなど多くの人々が治療にあたる様子を見ていると、暗い気持ちが溶けていき、お父さんは必ず元気になると確信しました。 お父さんの病気は、比較的珍しいがんで治療も難しいものでした。体調が悪く、苦しそうな日もありました。でも、余計な心配を掛けたくなくて、私自身の不安や混乱した思いは、心の奥底に仕舞い込みました。 でもいつしか、しまい込んだ思いを音楽を通して解放することを覚えました。 この経験や私の感情、苦しさや困惑までをも音楽に込めることで、これまでにない程パワフルな物語を語ることが出来るのです。 人生は、多様な物語の連続です。現在お父さんは100%癌が消えて回復し、幸運にも私の物語はハッピーエンディングで終わることが出来ました。 1カ月程前に、お父さんのオーボエと私のヴァイオリンで二重奏曲を演奏しました。私の側にお父さんがいて、一緒に演奏することが出来たのです。 やっと在るべき場所に帰ってこられたと感じました。 私は、自分に合った手段、つまり出来るだけ「いつもと同じ私」でいて、音楽を共有することで、病気になったお父さんの力になりました。 たとえ私より年下の子供達であっても、自分の得意分野を見つけて上手に活用することで、他の人の人生に刺激を与えたり、役に立ったりすることが出来るのだと、皆さんに伝えたいです。 この後、サラサーテ作曲「チゴイネルワイゼン」を演奏します。この曲を選んだのは、まるでこの度の経験で感じた私の気持ちを表現しているような音楽だからです。前半は重厚で物悲しく、後半は気分が高揚するアップテンポなメロディーになり、まさに今の気分です。 皆さんにもこの曲が私と同じように、意味のある音楽と感じてもらえますように、どうぞお聴きください。 ▲
by wkboston
| 2017-12-02 13:35
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2017年 12月 01日
私がBSOコンサートツアーで日本にいる間に、ワカオ家、11歳の一人娘がTEDxBeaconStreetにてスピーチとヴァイオリン演奏を披露しました。
娘の出演時間はボストンの午後、日本は真夜中。 連日のコンサートで眠かったものの、のそのそ起き出し、ホテルの部屋で一人、ライブストリーミングで見ていました。 私は病気以降、より繊細になってしまい、画面を前に、それはもう滂沱の涙、止められませんでした。(苦笑) 娘は本番前、メイクをしてもらったり、インタビューに答えたり、写真を撮ってもらったりが、何より楽しくて堪らなかったそう。 緊張感よりも「早く出番がこないかなー!」と何度も呟いていたとか。 そのワクワク、きっと次へのおおきなステップになるね。 まだまだこれからの11歳ですが、宜しければ是非、以下のリンクよりTEDスピーチと演奏をご覧ください。
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by wkboston
| 2017-12-01 02:47
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2017年 08月 16日
TEDは、NHK「スーパープレゼンテーション」という番組が放送されているので、ご存知の方も多いでしょう。 その本家TEDの基本理念(Idea Worth Spreading)を、自分の町や学校、団体などで実現しようと、世界各地に出来たコミュニティがTEDx。 日本にも、TEDxTokyoなど続々と立ち上がってます。 ワカオ家地元のTEDx Beacon Streetも、ボストンならではの英知と多様な専門性、ユニークで稀有な経験を持つ人々が集い、アイディア共有の場として2012年から活発に活動中。 今年のTEDx Beacon Streetのスピーカーに、なんと11歳、ワカオ家一人娘がノミネートされているんです。 この錚々たるラインナップをご覧ください。 我が娘の異色さ、光ってます。(笑) それにしても、小学生の娘にTEDxの話が来るとは、想定外。(夏休み、タングルウッド音楽祭メイン会場Shedにて。TEDでは何を話すのかな?)
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by wkboston
| 2017-08-16 11:23
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2017年 05月 07日
今日は冷たい雨のボストンですが、少しずつ暖かな陽気と草花の香りが心地よく頬を掠める日が増えてきました。 そう言えば、今年も日本の桜を見ることが出来なかったな。 なんて毎年、呑気に思っていたものだが、この春ほどに自分と家族がボストンで歩んできた道のりと、今ここにこうして居られる幸運に深い感謝を覚えたことはない。 もう、桜は心で見られるなら、充分に幸せ。 今を確かに生きていくことが、どれほど尊いことなのかを改めて思う季節を過ごしています。 先日は、ミュンヘンからヴァイオリ二ストMaya Wichertさん(10歳!)を招聘、リディーマー教会コンサートシリーズに出演して頂きました。 Redeemer Concert Series IV Friday, April 21, 2017 at 7:30 pm Maya Wichert, Violin Carmen Fantasy Op. 25, Pablo de Sarasate “Nigun” from Baal Shem, Ernest Bloch Sonata for Violin in D Major Op. 12-1, Ludwig van Beethoven Partita for Solo Violin in E Major BMW 1006, Johann Sebastian Bach Caprice. Op 18-3, in D Major, Henryk Wieniawski Concerto No. 1 in g minor, Op. 26, for Violin and Piano, Max Bruch Introduction and Tarantella, OP. 43, Pablo de Sarasate Double Concerto in d minor, BWV 1043, for two Violins and Piano, Johann Sebastian Bach Concerto for Oboe and Violin in c minor, BWV 1060, Johann Sebastian Bach 純粋無垢な美しさ、躊躇のない煌めきを目の前に出来る機会は、実は儚く貴重なもの。会場のお客様も、未来を想う楽しみと共に大いに喜んでくださいました。 ![]() 大人には分かり得ない共通項もあると見え、2人はすっかり仲良しに。 ![]() 経験上、同業の良き友人は、時を経るほどに宝になるもの。 ![]() 今回のコンサートがヴァイオリンの勉強以上に、2人の友情のプラットホームになってくれたら、何よりの贈り物が出来たのかもしれないな、と思うのだ。
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by wkboston
| 2017-05-07 03:39
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2015年 12月 27日
先週の日曜日、9歳娘、初めてのオーケストラとの共演が無事終了。
![]() ![]() ![]() 初コンチェルトってことで、ここ数ヶ月、山あり谷あり、ワカオ家挙げて娘を応援してきた。 親バカと言われようとも、コンサート関係者始め周囲の大きな期待に、舞台の上でガッチリ応えてくれた小さな娘を心から誇りに思うのだ。 こういったコンサートは、自分が主になるコンクールや発表会などとは違い、子供とはいえ企画を遂行する責務がある。だからこそ、やりがいもあるってものだが、娘もその楽しさを少しは感じてくれたかな。 たくさんの賞賛を浴びて、気分良し。 ![]() 地元テレビのインタビューも受けました。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。 ▲
by wkboston
| 2015-12-27 02:13
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2015年 11月 24日
昨日の日曜日は、ワカオ家にとっても重く悲しい日となった。
娘が6歳の頃から折に触れレッスンを受けてきたジョセフ・シルバースタイン先生がマサチューセッツ州バークシャーのご自宅で亡くなったと知らせを受けた。 元ボストン響コンサートマスター、名ヴァイオリ二ストであり、指揮者としてユタやポートランドシンフォニー音楽監督等も務めた稀有な音楽家だった。 ジンバリスト、プリムローズ、ギンゴールド、ミシャコフという伝説のヴァイオリ二スト直伝、現代ではまず聴けなくなってしまった哀愁纏う深く美しいシルバースタインの音色は、われわれの夢だった。 あの音を、少しでも幼い娘の記憶に、心に残したいとせっせとレッスンに通った。 特にこの夏休みは、何か直感が働き、参加予定だった音楽キャンプをキャンセルさせて週2回、内容濃いレッスンを受け続けた。悲しい事だが、直感に従って正解だったのだ。 ![]() 娘のレッスンを通して私も多くを学び、二度と帰らない大切な時間となった。 様々な教えや言葉を今、ひとつひとつ思い返している。 「美しく弾けると思うよ」と、棚からご自分の楽譜を取り出し、細かく指使いを書き込んで娘に手渡してくれたモーツァルト、アダージオの楽譜。返せなかった・・ ![]() 多くの教えと想い出を、心から感謝します。 ▲
by wkboston
| 2015-11-24 04:04
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2015年 11月 19日
パリで大きなテロがあり、2年前パリで数ヶ月を過ごしたワカオ家にとっても、心中穏やかではありません。
まだヨーロッパにはテロリスト予備軍ならぬ危険人物が多く潜んでいるらしいし、アメリカも然りでしょう。 子ども達が安心して自分の道を邁進して行ける、平和で安全な世界であってほしいと願うばかりです。 さて、話題は変わりますが。 3歳でヴァイオリンを触り始めてから、早6年。 9歳になった娘が来月、モーツアルトのヴァイオリン協奏曲2番1楽章とタイスの瞑想曲をオーケストラをバックに演奏することになりました。 昨年、コンチェルトコンペティションを受けたところ、1位が高校生、その次点ってことで、年末ファミリーコンサートに出演依頼がきたという経緯です。 昨夜、その第1回目のリハーサルがあり、ワカオ家総出で行ってきました。 早く到着したので、軽くウォーミングアップのつもりがついつい熱くなり。(笑) ![]() ![]() いや全く期待していなかったとはいえ、オーケストラのサウンドには内心ズッコケかかったが、何しろ娘にとって初めての経験をさせてもらえるということで、皆さんには感謝の気持ちでいっぱい。 コンサート案内はこちら。 11月も半ばになり、冷え込むようになって来たボストン、リハの前は風邪なのか緊張なのか、珍しくお腹を壊して元気の無い娘だったが、ウォーミングアップも合せると通しで5回以上、彼女なりの万力で弾かなくちゃならなかった。 よく頑張ったなあ。 ![]() 終わった後は満面の笑顔で、楽しかった〜!を連発。 12月20日の本番まで約1ヶ月、まだまだたくさんのレッスンが待っているけれど、この初共演が貴重な経験のひとつになってくれたら、嬉しいよ。 ![]() ▲
by wkboston
| 2015-11-19 04:07
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
2014年 12月 30日
この記事の続きは夏休み中に書くつもりだったが、おおっと、今年も終わりじゃないですか。
「サンタなんかいないよっていう友達もいるけど、そんなことない。私は絶対信じてるんだ。」という、8歳娘の純粋さに癒されたクリスマス。 私も妻も仕事に忙殺されており、クリスマス2日前にやっと調達した、売れ残りの小さなツリー。 それでも娘は大喜び、真剣にサンタクロースがやって来るのを待っていた。 ![]() さて2014年、ワカオ家ヴァイオリン奮闘記。 2月NYでのコンクール初挑戦に続き、夏の日本帰国時は、横浜のコンクールにエントリー。 こんなに小さいうちから何度もコンクールかよとは思ったが、 「夏休みに、野猿と見違うほど真黒になって遊び回るのは充分。本番があれば、少しは流れが変わるはず。順位は関係ない。」 との妻の主張に押し切られた。 帰国数日で時差ボケのまま予選、本選前もディズニーランドに行ったり忙しなかったが、小学低学年部門の1位をもらってきた。 ボストンに戻ってからは、オーディションに受かり、2015年秋には近郊のコミュニティオーケストラと協奏曲を演奏出来ることになった。 この秋から、いつかは習わせたいと思っていたニューイングランド音楽院、ドナルド・ワイラーシュタイン先生にもレッスンを受けることになり、さあ、いよいよ本格的ヴァイオリン修行幕開けかというところ。 とはいえ、毎朝「学校だ!心ゆくまで遊ぶぞ!」とガバリ飛起きて1日をスタートし、時間を見付けては日本語でも英語でも好きな本を選んで読書に耽る。 勉強そのものの楽しさに気付くにはあと一歩のようだが、近い将来学びたいことを自分で見つけ、走り出す日も近いと思わせる。 相変わらず毎日何か画く絵画きでもある娘は、ヴァイオリンを置いても今を精一杯生きている。 よく遊び、よく学べ、だ。 ![]() 「先生」が「教えて」くれたことを忠実に守り、小さな部屋で練習ばっかりしてれば、ある程度正確で上手な演奏には到達するだろう。 でも。 音楽ってなんだ。表現するってなんなんだ。どんなに偉い先生でも「教えて」なんてくれない。 いろんな経験を経て、夢中になって「自分で」創り出した音のひとつひとつに、時空を越えたその音と音の合間に、しみじみと人生が聴こえる演奏って良いよね、と折りに触れ娘には話している。 来年9歳になる娘に、どれだけ伝わっているか、そろそろ見えてくる大事な年ごろ。 親としても新しい年は心して迎えたい、と思う。 ![]() (ボストンバレエ団プリンシパルダンサー倉永美沙さんと、年末恒例「くるみ割り人形」雪の女王のソリに乗せてもらい、舞台裏にて。若い時に、その道を極めた本物と出逢うことは何よりの財産。) ▲
by wkboston
| 2014-12-30 05:52
| ワカオ家ヴァイオリン奮闘記
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