『若尾圭介inパリ』発売!
ワーナーミュージックより
昨年パリで録音した 最新盤『若尾圭介inパリ』 4月9日、発売 若尾圭介(Ob) 広瀬悦子(Pf) マルク・トゥルネル(Fg) パリの想い出満載、 ブックレットに至るまで 渾身の作品です。 是非聴いて下さい。 http://wmg.jp/artist/wakaokeisuke/WPCS000012677.html ------- 元ボストン・ポップス 音楽監督、作曲家 ジョン・ウィリアムズが 若尾圭介の為に 初のオーボエ協奏曲 を作曲しました。 2011年5月25日・26日 ボストン シンフォニーホールにて J.ウィリアムズ指揮 若尾圭介オーボエ ボストン・ポップス オーケストラ共演の 世界初演は盛況に 終了しました。 ------ メールを下さる方は wkboston@live.jp へ感想・質問・要望等 お送りください! 若尾圭介オフィシャルHP http://wakaokeisuke.com/ 外部リンク
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2016年 03月 06日
またまた更新が滞りました。
ボストンは春の陽気になったり冷たい風が吹き荒れたり、行ったり来たりの天気が続いています。 2月最終週に、フロリダ州ボカラトンにあるリン大学音楽科の公開マスタークラスで、オーボエ専攻の学生4名を教えてきました。 リン大学で教えている恩師ジョセフ ロビンソン先生が中心になり私に声を掛けてくれた訳です。 力と心のある恩師との関係こそ、長い時間を掛け尊敬を込めて大切にしていきたいもの。 何しろ先生は若い私を引っ張り上げ、道を示し、多くを残してくれました。 年を重ねる毎に感謝の想いは大きくなります。 あの頃、貪欲に求め先生から全てを学びたかった私もかなりの迫力ではあったのですが。 ![]() (マスタークラス後にロビンソン先生、学生達と) リン大学では昨今、音楽科の向上に力を入れており、優秀な教師陣の元、学生達が切磋琢磨していました。 何でも音楽専攻の学生は、ほぼ全額(レベルによる)スカラシップだそう。 学費が高騰しているアメリカで学ぶチャンスを与えてくれる、数少ない大学といえるでしょう。 2時間のマスタークラスでは、私が若い頃から今に至るまでロビンソン先生に教えられたこと、ロビンソン先生の全盛期のスゴさ、そして彼から何を学ぶべきなのかを随所に散りばめながらレッスンしました。 それが、このマスタークラスのメインテーマ、伝えたいことだったからです。 丁度、娘も学校がバケーション中、ワカオ家皆で行ったので、ちょっとしたフロリダ旅行気分。 何と言っても爽やかな天気が最高! ![]() 娘は勿論ヴァイオリンを持っていき、近くの教会でコンサートに出演したり、リン大学で教えている素晴らしい先生、Mr. Elmar OliveilaやMs. Carol Coleに演奏を聴いてもらい、貴重なアドバイスを頂きました。 ![]() 暖かいところでリフレッシュして、もう少し続くボストンの冬を気分良く乗り切るつもりです。 ■
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by wkboston
| 2016-03-06 02:04
| オーボエ・音楽・他
2014年 03月 18日
月刊誌『音楽の友』4月号が本日、発売になりました。
『音楽家の住む街を訪ねて〜ボストン』と題した新連載で、ボストンでの仕事からプライベートまで様々な角度からの取材記事が4ページに渡って掲載されています。 5月〜6月、日本各地で予定しているコンサート情報もあります。 ここボストンにいると購入出来ないんだけど! 日本の皆様にはご一読頂ければ嬉しいです!是非感想もお寄せ下さい。 ■
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by wkboston
| 2014-03-18 22:11
| オーボエ・音楽・他
2013年 11月 18日
レッドソックス優勝、野球観戦に心躍った2013年秋。
こうなると本業にもより熱が入るってもの。 「よしゃ、オレもやるぞ」ってね。(笑) 先日、元NYフィル首席オーボエ、恩師ジョセフ・ロビンソン先生のマスタークラスがニューイングランド音楽院で開催された。 会場にはBSOオーボエ首席ジョン・フォレロ、同ファゴット首席リチャード・スボボダ、同イングリッシュホルン奏者ロバート・シーナの姿も。 ![]() 現役を退いても教授職をはじめ演奏、講演、マスタークラスと引く手数多、ロビンソン先生のオーボエ奏者としての生き方には刺激を受ける。貴重な経験談も多いに参考になる。 まあ結局、私は私なりの道を行くとしても。 この日はボストンで頑張る6人のオーボエ奏者が登場、私のステューディオから工藤美里さん、 ![]() ![]() ボストン滞在中、ロビンソン先生にはワカオ家に泊まってもらい、楽しく過した。 丁度日程が重なってしまったが、この春パリで出逢った秀逸なるフルート奏者ジャン・フェランデスを私のプロデュースするリディーマー教会コンサートシリーズに招聘、パリからボストンに来てもらっていた。 岡島秀樹投手にもらったユニホームで、2人のビッグゲストをおもてなし。 ![]() ![]() 夜はチェスナットヒル・リディーマー教会にて「ジャン・フェランデス フルートリサイタル」。 コンサート前半、ジャンと私で上林裕子さん作曲"Town Light" for Flute, Oboe and Pianoを演奏。 ![]() 彼と出逢うきっかけも作って下さった作曲家、上林裕子さんの崇高なる美しい調べは、ボストンのお客様にもしみじみと受入れられた。 終わって数日経った今もお褒めのコメントをたくさん頂いている。 フルート奏者ジャン・フェランデスはイマジネーション溢れる真の音楽家。 若かりし頃、レナード・バーンスタインが才能を認めて彼の為に作品を残した(!)ということも頷ける。 本当は事前にブログでもコンサート告知をしてより多くの読者の皆様にもジャンのフルートを聴いて頂きたかったのですが・・・事後報告ごめんなさい。 さて、まだまだワカオ家の濃い秋の毎日は続きます。 ■
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by wkboston
| 2013-11-18 06:39
| オーボエ・音楽・他
2013年 05月 14日
先月、日本滞在中にNHK-FM『現代の音楽』というラジオ番組の収録がありました。
番組司会は作曲家、猿谷紀郎さん。スタジオでのライブ演奏や、ジョン・ウイリアムズのオーボエ協奏曲のことは勿論、恩師や音楽仲間のエピソード、猿谷さんが私に書いてくれた『円環の軌』や思い出の曲も紹介しました。 ブログにも時々登場しているニューヨーク時代からの友人、猿谷くんと喋っているとマイクを前にしてても本音炸裂。 学生時代に戻ったような心地良さと、それでいて猿谷紀郎という一流の人間と話す醍醐味が相俟って良い時間でした。 NHK−FM「現代の音楽」 2013年5月18日(土) 2013年5月25日(土) 2週に渡り、午前6:00〜6:55に放送されます。 朝早いけど、日本の皆さま、是非聴いて下さいね。 パリに居るワカオ家は聴くことが出来ないようで残念! ![]() 話は変わって、パリ生活もまもなく1ヶ月。 人との出会いが面白くなってくるも、予期せぬハプニングもいろいろと・・・。 パリの水が硬水だからなのか、ヘアスタイルがまとまらない!と、突発的に美容院『Superstars』に行ってきた。 これでも美容師の息子なんでヘアカットは定期的に行かないと気がすまないタチ。 ![]() オペラ座からも程近く、『ピラミッド』駅から徒歩数分という便利なロケーションにある美容院『Superstars』のASAKOさんと。妻も絶賛する達人でした! ■
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by wkboston
| 2013-05-14 07:09
| オーボエ・音楽・他
2012年 02月 26日
ボストン自宅のリード制作部屋のことをブログに書いたことがあったけれど、ここ数週間、1日4〜5時間はリード部屋にこもる日が続いている。
やればやるほど、集中すればするほど、モノが散乱、煮詰まることもある。 そんな時は、気分を替えてダイニングテーブルに移動し、作業を続けるのだ。 妻には不評なんだけど。 ![]() いよいよ一週間後、3月4日に迫った「第3回 日本アメリカ交流コンサート 若尾圭介 クリストフ・エッシェンバッハ ジョイントリサイタル」のチケットをご購入下さった皆様、ありがとうございました! 今回はどんな方との出会いがあるかと楽しみにしています。 コンサート終了後は出演者を囲んでのレセプションもありますので、ぜひご参加ください。 当日券のお客様も多い、年3〜4回開催のリディーマー教会コンサートシリーズとは違い、この「日本ーアメリカ交流コンサートシリーズ」では、お客様には前もって下記事務局宛にチケット代金をチェックでお送り頂くようお願いしています。 エマニュエル・アックス氏をゲストに迎えた前回「第2回日本アメリカ交流コンサート」でも、予想を越える多くの方にお越し頂き、受付は大変な混雑となりました。 マエストロの要望によっては、開場をギリギリまで待たなければならず、(今回は午後2時開演のところ午後1時40分開場予定)当日払いのお客様が多いと思いの外、時間と手間が掛かってしまいます。 大変お手数ではございますが、前もってお支払いをお済ませ頂けますと非常に助かります。 チェックが事務局に届きましたら、ご一報差し上げますので、ぜひご連絡先(メールアドレス又は電話番号)をご明記下さい。 皆様のご協力を心よりお願い致します。 ・・・・・・ 第3回日本ーアメリカ交流コンサートチケット代金(一般$35, 学生$15)チェックの送付先: (チェックの宛先・payable to) American Japanese Cultural Concert Series, Inc. P.O. Box 67097 Chestnut Hill, MA USA 02467 617-721-5105(英語) 617-721-4380(日本語) email: wkboston@live.jp ■
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by wkboston
| 2012-02-26 15:07
| オーボエ・音楽・他
2011年 10月 16日
早いもので、シーズン開幕から3週目に突入したBSO公演。
今週の演目は、ヨーヨー・マのチェロでドボルジャークの協奏曲、バルトークのバレエ音楽「かかし王子」。 ヨーヨー・マの人気は相変わらず、連日満員御礼で賑わうボストン・シンフォニーホール。ヨーヨーだからというわけではないが、少しでも美しい音を出したいと内なる思いが高まっている。 ![]() 話が前後するけれど、9月30日、BSOシーズンオープニングは現代を代表するヴァイオリニストの一人、アンネ=ゾフィー・ムターの指揮とソロでモーツァルト・ヴァイオリン協奏曲全曲演奏。BSOでは初の厶ターの弾き振り、しかもコンチェルト全5曲を2日間で弾き切るという話題を呼んだ公演だった。 ![]() 最初のリハーサルは、モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲第3番。 言わずもがな厶ターほどのキャリアなら世界各国で繰り返し演奏し、隅々まで知り尽くす名曲である。 その彼女がボストン・グローブ紙のインタビューでBSOとの共演について次のように語っている。(2011年9月30日付) 【・・・第1回目のリハーサル終了後、シンフォニーホールでのインタビューでは、アンネ=ゾフィー・ムターからBSOに対する賞賛の言葉が溢れ出た。・・・ 同じ曲を演奏するにあたり、どのように新鮮な感覚を持ち続けるかについて厶ターは、”違う人達と共演すること。”と述べた。特にオーボエ奏者、若尾圭介のリハーサルでの演奏について ”何か独特なものがコンチェルトに加味され、素晴しい。それは勿論、曲全体を変えるほどの威力がある。”・・・】 時折、批評家に褒められたり悪口書かれたりするけれど、基本的に彼らの言葉は気にしていない。 悪い批評などは頭にきて「そう言うならやってみたら。」という気分になるだけだ。 しかし、実際に舞台に立ち身体を張って音楽に人生を賭ける、厶ターほどの演奏家の言葉は意味が異なる。重みが違う。 同じ夢を見るものとして、そこに予想を上回る音楽の味わいや深い共感があったのだとしたら、こんなに光栄なことはない。 厶ターが個人名を挙げて発言した影響は大きく、方々から「素晴しい記事が出たね。」と声が掛かったりメールを頂いた。 タングルウッド音楽祭も長期休暇を取ったので数ヶ月振りにBSOに戻って迎えたシーズン開幕公演。さすがの私も幾分神妙な面持ちでいた。 良いパフォーマンスをしなければ、したい、というプレッシャー。 それが、こんなに素敵なおまけの付いた好スタートになった。リラックスして、より上手くいくじゃない。 確かに調子も悪くない。 これはきっと7月に亡くなった父が、天国からテレパシーを送って見守ってくれているんだろう。そんな気がして、今日もコンサートの帰り道、ボストンの秋の夜空を見上げながら父に短くお礼を言うのだ。 ■
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by wkboston
| 2011-10-16 00:15
| オーボエ・音楽・他
2011年 06月 07日
John Williams Oboe Concerto 初演のボストン・ポップス公演が終わり各地からボストンまで来てくれた友人知人が帰った後も、リハーサルやコンサート、チャリティ演奏等させてもらいながらジェットコースター状態で日々が過ぎていく。
この経験から得た特別な思いを反すう出来るのは、最新技術で録ってもらったコンサートのライブ録音をじいっと聴き入る時だけ。 コンサート終了から10日位過ぎたところだが、もう何十回聴いているか・・・。 ![]() スコアに残してくれたジョンの直筆サイン。 ”ケイスケー私もたくさんのインスピレーションを受けた素晴らしい演奏でした。おめでとう!ージョン・ウィリアムズ” ![]() 誰がUPしたのかは不明なのですが、ボストンポップス公演本番の様子が動画で公表されています。 ホンの一部ですが、ご興味のある方は御覧下さい。 ■
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by wkboston
| 2011-06-07 08:55
| オーボエ・音楽・他
2011年 06月 03日
ボストン響入団21年目にして初めて、私の最初のオーボエの師、新松敬久先生がボストンにやって来た。
シンフォニーホールは勿論のこと、あそこもここも縁ある場所、これまでの歩みを見せたいと、いつになく張り切る私であった。 「観光は興味ないよ。」と、訪れるところは音楽に繋がる所ばかりだった先生も、ボストン滞在最終日の夜にはレッドソックス観戦にフェンウェイパークへ。 ワカオ家と新松先生、最近とみに仲の良いヴィオラ奏者ロジャーと一緒に、例によって、ジョン・ウィリアムズ オーボエ協奏曲初演コンサートにも来てくれたレッドソックスCEO、ラリー・ルッキーノ氏のスイートルームでのスペシャル観戦。 ![]() しばらく観戦してお腹が空いたので、室内で食事を取っていると、 ![]() ラリーが大きな声で「お〜、ケイスケ!あなたの先生がファーボールを捕ったよ!」と。我々が食事中も先生は外で観戦していて、突如バットに当り損ねた球が新松先生のお腹目掛けて飛んできたんだそうだ。 何度来ても私には全く縁のない試合ボールが、3万5千人の観客の中、初めて行った先生のど真ん中目掛けて飛んできた・・・。 ずっと思っている事だけど、やっぱり先生にはグッドラックの神様がついているみたい。 ![]() ![]() ジョン・ウィリアムズに「My first oboe teacher」と紹介すると、感嘆の表情でジョンに「マエストロ」と呼ばれる新松先生。(photo by 横井弘海さん) ![]() リディーマー教会礼拝堂にて。 ![]() 日曜礼拝ではボストンの皆さんを前にオーボエ三重奏で演奏も披露しました。 下の写真はリハーサル中のもの。 ![]() これは我が家でのフェアウェルパーティの様子。 ![]() ボストン総領事公邸にて。 ![]() この他にも休日の誰もいないシンフォニホールでオーボエを吹いてみたり、ワカオ家にも3日間泊まってもらって、終日のリード作り、オーボエ談議。またとない楽しさだった。 新松先生が「ボストンって良いところだったな。」と思いながら、日本行きの飛行機に乗ってくれたのだったら嬉しいなあ。 先生、またボストンに来て下さい。今度はタングルッド音楽祭をみてもらえたら良いな。 ■
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by wkboston
| 2011-06-03 05:24
| オーボエ・音楽・他
2011年 03月 04日
前音楽監督だった小澤征爾氏の後を継いで、2004年からボストン響音楽監督を務めていたジェームズ・レヴァインの退任が今朝発表された。
身体的に不安定な状態が続いていたので「ああ、ついに。」が正直な気持ち。 深刻な状態でないと良いのだが・・・。 先週、レヴァインが振ったBSO公演のリハーサル、マーラー9番の特に最終楽章は、この世のものとは思えない迫り来るもの、美しさを越えた凄みがあったーー 1990年夏、バーンスタインのリハーサルを目の前で聴く機会があったのだけれど、その時の衝撃を思い出したほど。 とにもかくにも、音楽の世界で人の到達し得る最高の高みを、幅広いレパートリーを通して示し続けたことは間違いない。 一応、9月退任ということにはなっているようですが・・・レヴァインの健康状態の回復、心より祈念します。 ■
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by wkboston
| 2011-03-04 00:08
| オーボエ・音楽・他
2011年 02月 08日
日本滞在中の活動記録続き。
1月23日(日)代官山ヒルサイドプラザホールでオーボエマスタークラスを開催しました。 ![]() オーボエ奏者、音楽家として独り立ちするには、如何に多くの要素(才能、感性、精神力、知性、度胸、環境、経験・・・)や、決して短くはない熟成時間が必要なことかと改めて思う今日この頃。 かつて天才児と期待された子供も10代半ばを越える頃から、輝いていた眼光が曇り始め、いつしかすっかり普通のおじさん、おばさんになっていたというのはよくあること。 (無論、真の天才はその実力において生涯通して突き抜けているものですが、ここは一般論。) 分岐点はどこか。 一つには、10代の最も大切な時期に、周囲の小社会の中で持囃されて埋没することなく、地に足を付けて心底「上手くなる快感」「学ぶ楽しさ」「音楽の魅力」を知り、実感出来るか否かかな。 これさえあればオーボエに夢中になるし、若さのエネルギーや好奇心で他の要素をかなりの割合で引寄せていける。 ![]() 自分のことを思い出してみるなら10代半ばの頃は「世界のオーボエ奏者になれないのなら、生きている意味がない!」とまでにハチャメチャかつ切実なる思いがあった。 晴れてオーボエ奏者になったら、素晴らしい未来が待っていることを目の前の現実のように鮮やかに想像してみることも得意で、幾度となく気分を高めたものだ。 世界のマエストロや一流オーケストラと演奏している自分、オーディションに受かって狂喜している自分等々、イマジネーションは果てしなく。(笑) ![]() オーボエキャンプやレッスンでもよく言っているのは、本気で取組んだものがあれば、その道を諦めざるを得なくなっても、次に出会う「一生を賭けてみるべきもの」を見極める力がつく、真剣かつ謙虚にオーボエに取組めばきっと人間力も高まるよ、ということ。 夢中になる余り、専門性の強い人に時折みられる、日常生活においてのバランス感覚の欠如が出ることはままありますが(苦笑)、そこは本業の実力でカバー出来るほどの高みを目指すとして。 ![]() どうしたら上手くなるか、良くなっていけるかは誰にとっても永遠の課題。 この課題が、自分にとっては音楽だという幸運。 この幸運をしみじみ噛みしめることが出来るのは40歳位からかもしれないけれど(その時は、必ず来るからね)生涯で到達できる地点にも限りがある。 底力を出す為に意識的に取る休暇でないのなら、ぼんやりしている暇はない。 そのことに一刻も早く気付いて、二度と戻らない若い今を大切にしてほしいと心から願っている。 ■
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by wkboston
| 2011-02-08 15:04
| オーボエ・音楽・他
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