2008年 11月 13日
ベートーベン交響曲6番《田園》・ああ、今夜も夜が長過ぎる
「書く」という意識から随分遠くにいる日々で更新が滞っておりますが、悪しからず。
まずBSOはマエストロ、ヤノウスキーが来ておりオーケストラも心なしか、ぴりぴりムード。
明晩からのコンサートはベートーヴェン交響曲第6番《田園》で、このところ《田園》のスコアがお守代わり。
そして、週末の日曜日、11月16日はボストン郊外リディーマー教会でのコンサート。
オーボエ2本とイングリッシュホルンのトリオをやるのだが、イングリッシュホルンのロバートが私用でカルフォルニアに帰ったりで思うようにリハーサルが組めず、気を揉む。
でも、もう1本のオーボエの猪俣智佳夫さんが協力的で助かっている。オーボエ2本のみでトリオのリハをやり、彼には大事な楽器の調整も任せられるので、チームワーク的な志気を維持出来るのだ。
それと、現在計画中の今後のプロジェクトが少しずつ、でも確実に動き始めていて夜もおちおち眠っていられないほど精神が高ぶっている。
寝ている間に
《田園》が鳴ったかと思うと、
オーボエトリオが過り、
リードが気になったかと思うと
プロジェクトに協力して下さる皆さんひとりひとりの短い夢を見・・・
ヤノウスキーの重いリハーサルの最中にも、ふと疲労感を感じるほどの浅い眠り。
昨夜は、コンサートシリーズをさせて頂いているリディーマー教会が夢に出てきた。
教会の礼拝堂に美しい音楽、そして神々しく優しい風が流れ、天使が舞い降りてくるような(笑)
その夢のわけは・・・また落着いた時、書くことにしますが。
ただ、この教会とは出会うべきにして出会ったのだなあ、
と、改めて感謝の気持ちでいるのである。
リディーマー教会が私(達)に見せてくれる《サポート》は、金銭的なものなど現実を越えた大きなメッセージ。それは今のところは、少なくとも私と家族には確実に届いているもので。
かくかくしかじかの説明は必要なく、お互いの目を見、一言二言話せば理解出来る。即、実行。
それだけだ。
でも、これだから人生は楽しい。止まってなどいられない。
ああ、今夜も夜が長過ぎる。
(秋色に染まったボストン郊外チェスナットヒルにあるリディーマー教会。
ここでCDを録音したいと思っているほど、この礼拝堂で奏でる音が好きだし、ワカオ家の心の出発地点でもあるのだ)