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今週のタングルウッド音楽祭

今週のBSOタングルウッド音楽祭は、見どころ満載。

まず、8月3日(金)は、音楽監督シェームズ・レヴァイン指揮、ソリストはピアニストのリチャード・グード(モーツァルト・ピアノ協奏曲18番)と BSO首席ダブルベース奏者のエドウィン・バーカー(ハービソン・ダブルベース協奏曲)。

エドウィン・バーカーは知る人ぞ知る、全米いや世界でもトップクラスのダブルベース奏者で、BSOの楽団員のなかでも一目おかれる存在である。
タングルウッドに留学していた10代の頃、彼は既に BSOの首席奏者としてバリバリ活躍していて、我々学生の間でも《かーっこいい!》とものすごく憧れたものだ。
妻は以前、どこかのホームパーティーでエドがパガニーニの超絶技巧ものを、ヴァイオリンかなにかのようにダダダッと弾いてみせたその衝撃が忘れられないらしく、数ヶ月前からこのコンサートを《絶対に聞きに行く!》と楽しみにしている。
現在、当日のベビーシッターをもう大騒ぎして探しているところ。

翌8月4日(土)は残念ながら降り番になってしまったが、ヨーヨーマのドヴォルザーク・チェロ協奏曲と交響曲第9番。ヨーヨーがタングルウッドにやって来ると、音楽祭も今が最高潮、という気分が高まるような。
8月5日(日)のラフマニノフ交響曲第3番も大曲である。

そんな忙しいスケジュールのこの頃、いろいろ思うことがあり昨日、音楽監督のジェームズ・レヴァインにあることについて話をしにいった。
音楽監督であるマエストロとさしで話をする、というのはなかなか緊張するものですが。
ほんの少しの時間ではあったが、非常に濃密な集中した空気が流れ、充実した気持ちになった。話して良かった。

午前、午後とばっちりリハーサルをこなしたあとの今晩のディナーは、タングルウッドでは隣家同士のBSOファゴット奏者リック・ランティ宅のテラスで。
リックがさくっとバーベキューで肉を焼いてくれた。
ここでの集いはいつもとても楽しいのだ。
ーーさぁて、明日も頑張らないと。
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by wkboston | 2007-08-02 12:25 | タングルウッドでの毎日