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ワカオ家の日曜日

毎週、近所の教会の日曜礼拝に通うようになって、ちょうど1年になる。

とはいっても、日本に長期滞在する期間や、毎夏のBSOタングルウッド音楽祭の2ヶ月間は、ボストンから車で約2時間のレノックスという町に住むので、通うことができない期間はかなりあるのだが。

更に、正確に言うと、洗礼を受けていないのでキリスト教徒ではないし、キリスト教や聖書についての知識も、増やさねば・・・増やしたい!・・・と思いながら、1年が過ぎた。

そんなワカオ家が、何故日曜礼拝に出来うる限り、通っているのか。それは、

・ワカオの祖母がクリスチャンで、『祈る姿』を見ながら育った。その影響。
・毎週、家族揃って、少し改まった格好で教会に行き、聖書の言葉を聞きつつ1週間を思い、祈る、という静寂な時間を過ごしたい。
『キリスト教』を理解したい。
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(まだまだ寒い日曜の朝、教会へ駆け込む)

アメリカに長く住んで、肌で感じることのひとつは、この国の根底には、キリスト教的な考え方が根強くある、ということである。
勿論、多種多様な人種、宗教の入り混じる国ではあるが、大多数はキリスト教徒だろう。
基本的には理解し合えるアメリカ人と、ちょっとした見解の相違を感じるとき、ふと、これは宗教的素養の違いからくるものではないか、と思うことがある。
これからも、ここに住むのならば、キリスト教徒になる、ならないに拘らず、キリスト教とは一体どんな宗教なのか、その基本理念を理解することは必要なことではないかと思うようになった。

また、言うまでも無く、今、毎日向き合っている音楽は、教会音楽から発展したもので、教会で聖歌を歌ったり、聴いたりすると、どこか原点に戻れるような気がするのである。

1歳の娘は、少し前までは一緒に礼拝に出ていたが、最近は静かにしていることが不可能となってしまった。なので、礼拝の間、教会が(無料で)提供しているベビーシッターに預け、他のベビー達と楽しく遊ばせている。

そんなことで、今では、日曜礼拝はワカオ家恒例、無くてはならない1週間のお楽しみ行事のひとつなのである。
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このところ、3月25日の松戸でのアンサンブルのコンサートで演奏する、シフリンと格闘の毎日である。
この曲、すごく難しくて、ちょっと焦ってきた・・・!
by wkboston | 2007-03-11 07:41 | ボストン生活