2013年 05月 21日
7歳娘のパリライフ
大人になる頃、淡くとも暖かい気持ちで思い出してくれたら良いなと思う。
現在娘が通うのはパリ日本人学校。パリ市内から通学バスで40分程かかる。毎朝5時半に起きてメトロかバスでバス停まで送って行くのだ。帰宅は午後5時半、それから宿題、自主学習、夕飯、ヴァイオリン練習・・・と平日の目まぐるしさは半端無し。
ボストン、東京、パリと渡り歩いたものの、どこでも順応して楽しくやっているようだ。良かった。
週末は集中してヴァイオリンレッスン。パリ管弦楽団コンサートマスターの千々岩英一先生がワカオ家に来て、手取り足取りじっくりレッスンして下さる。
千々岩先生のことは以前から、いつもは皮肉屋な筈のパリ管の友人達が口々に「素晴しいヴァイオリニスト、音楽家だよ。」と言っていたので、この度娘のレッスンをお願いしてみたのだ。
日本を出て音楽に賭けてきたガッツと悟りが奥底に流れているような千々岩先生から、娘が教わることは多いと頼もしく見守っている。
何より、ここまで築き上げてこられた先生が7歳の娘に真剣に向き合ってくれることに、言葉にならない感謝の気持ち。
娘のヴァイオリン人生はまだ始まったばかり。先を急ぐことで大切なものが零れ落ちることのないように、それだけを気遣ってやろうと思っている。