2011年 09月 17日
キューバ交響楽団とコンチェルト共演、それから初めての講演会
新学期開始に合わせ、ひと足先にボストンに戻っていた妻と娘は既にフル回転。
5歳半になった娘は晴れてキンダーガーデンに入学(園?)、新しい環境に親しむべく奮闘中。
私はというと年々、旅の疲れが取れにくくなっており時差ボケ格闘中。
なんだか夏の疲労が一気に流れ出ているようだ。まともな時間に起きることが出来ない。
帰宅の日、「パパが帰ってくる!」と、娘がさらさらっと描いてくれた絵。
オーボエとパパってとこかな。

さて、来週は在キューバ日本大使館からの招聘でキューバ国立交響楽団、ハバナの室内合奏団との共演の為、初めてキューバへ行きます。
演目はR.シュトラウス、マルチェロそしてジョン・ウィリアムズの各オーボエ協奏曲。
空き日にはハバナの音楽学校でワークショップも行います。
現地の若い方達に会えるのも楽しみ。

(コンサートチラシ。同じシリーズでヴァイオリンの五嶋龍さんも出演しています。)
ーーー
《東日本大震災追悼コンサート》
9月22日(木)6時開演・サンフランシスコ・デ・アシス教会
指揮・福村芳一
オーボエ・若尾圭介
室内合奏団・ソリスタス・デ・ラ・ハバナ
・ジョン・ウィリアムズ:オーボエ協奏曲、A.マルチェロ:オーボエ協奏曲ほか
ーーー
9月25日(日)11時開演・ハバナ国立劇場
指揮・福村芳一
オーボエ・若尾圭介
キューバ国立交響楽団
・R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ほか

キューバからの帰国翌日、BSO新シーズンのリハーサル開始。
オープニング2日間の公演は、アンネ・ゾフィー・厶ターの弾き振りでモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲演奏。ワカオ家はじめ心待ちにしているファンがたくさんいそうなプログラムですね。
それから10月1日は、MITにて日本人研究者交流会主催の講演会で講演します。
「コンサート」じゃなくて「講演」なんだから。うはは。
依頼が来た時は二つ返事で「やる。」と即答したものの、日程が近くなってくると、何話そうかなあと気になってきた。
「講演要旨」を書いて下さいと言われたので苦し紛れに以下のようにまとめてみました。
講演の後には懇親会もあるそうです。10月1日、ボストン近郊にお住いの皆様、ぜひ私に会いに来て下さい。(笑)
ーーー
日時:2011年10月1日(土)午後3時〜(受付開始は2時半)
・講演:東京の熱血野球少年からボストンのオーボエ奏者に そしてこれからの15年
若尾圭介氏(ボストン交響楽団オーボエ奏者 )
・午後5時より懇親会
会場: MIT キャンパス Building 4-370
参加申込:Webフォームよりお願いいたします。
http://www.boston-researchers.jp/wp/registration
申込期限: 9月29日(木)午後9時 (座席に余裕が無い場合、事前申込のない方の参加はお断りする場合があります。ご了承くださいませ。)
会の運営のため、講演会のみ参加は5ドル、懇親会も参加される方は20ドルの参加費をいただいております。参加費は当日に現金にてお支払いください。
ーーーー
[講演要旨]
真摯に思い描く音を生み出そうとするとき、真剣に音楽に集中するとき、自分の中に「言葉」は聞こえてこない。
言葉そのものの意味にこだわることや、人々に分かり易く説明をすること、巧みな表現で思考や成果を披露することに重きをおいてこなかった私がこの度、日本人研究者交流会にて講演させて頂くことになりました。研究者の方々とは全く異なる回路からのアウトプットを探索する音楽家の私がお話することが出来るのは、少々特殊な道のりを経てきたオーボエ半生の山あり谷あり話でしょうか。
インタビューでは必ず聞かれるオーボエを始めたきっかけや恩師との出逢いのエピソード、ボストン響入団したての頃はオーケストラも今より音楽的エリート集団という保守的な色合いが濃く、マエストロ小澤征爾氏が初めて入団を認めた日本人ということもあってリアルな苦労話は語りきれないほどあります。またオーボエを通して多くの世界的な音楽家、人物と出逢い、深く影響を受けてきました。
そんなお話をしながら、来年50歳を迎える正直そのままの私を前に何かを感じたり考えてもらう機会になればと思っています。
人々の前に立つ時に切り離すことの出来ないオーボエは当然持参し、語りの締括りをしたいと考えています。

