2010年 12月 25日
クリスマスの願い
午前5時に起きてみたら、ツリーの下にはサンタからのクリスマスプレゼントが。
娘への大きなプレゼントの間に、私宛の申し訳程度にも見える小さな包みがこっそり置かれていた。(苦笑)
ディズニークルーズから戻って昨日まで休みなし、連日のホリデー・ポップスコンサートをやり終えた。
後は明日からの2公演を終えたら今年の仕事納めである。
コンサートとコンサートの合間には、同僚達がシンフォニーホール近くのスーパー「ホールフーズ」の総菜を休憩室で食べているのを横目に、方々のレストランに駆け込みなるべく美味いものを食べて栄養補給。
ホリデーポップスは毎年の家族恒例行事にしているボストニアンも多く楽しいコンサートだけど、数十回の公演が続くので楽団員にとってはストレスフル。私にとっては食事が唯一の気分転換で。
またお腹回りが重くなったかなあ。
我が家の4歳の娘のホリデーシーズン。
ボストンポップスを聴きにきたり、お友達とクリスマスクッキーを焼いたり、「あと何回寝たら、サンタさんが来るの?」と目を輝かせながら聞いてくる。
教会でコーラスを歌う時には皆同じ白いローブを着るのだが、どういうわけか我が娘はこれを頑として受付けない。クリスマス・ページェントの時にも他の女の子達と同じ可愛いエンジェルのコスチュームを着るべきなのに、「NO!」と言い張り、一人私服である。
「どうして着ないの?」と理由を聞いてみるも、そこはまだ4歳、本人も確固たる理由など不明なのである。
ハロウィーンのプリンセスコスチュームは進んで着るのでコスチュームが嫌というわけではなさそうだ。
う〜むむ。これはどうやら皆と同じというのが嫌なのであろう、とワカオ両親は推測している。
まあ、その協調性の無さは子ども時代の私そのものではないか。万歳!
その意志こそがアーティスティックマインドの芽生えである。(多分。笑)
子どもの思いを尊重するアメリカでは「あら、ローブは着たくないのね。OKよ。」と何事でもない。
ミサが始まり、白ローブの皆に混ざって私服でニコニコ歩いてきた娘を見て妻は一言
「あの子は協調性がないなんて受付けてもらえない、幼児のお受験のさかんな日本で生れなくて、幸せだったのかもね〜。」
皆と同じが嫌なら、皆と違うイバラの道も待ち受ける。悩みも多かろうが、逞しく切り抜けて、いつか自分にとって掛替えのない居心地良い場所を見つけ出せる人になるんだぞ。
なんてことを、クリスマスの日に秘かに願うのだった。