2010年 05月 06日
ボストン・ファースト教会公演〜MIT石井裕教授とコントラバスのツィゴイネルワイゼン
この時期にしては珍しく蒸し暑い日曜日、ボストン・ファースト教会での公演でした。
初日とは打って変って80%が日本人のお客様ということもあったのか、しっとりと室内楽を楽しむという会場の雰囲気。
世界的コントラバス奏者、エドウィン・バーカー氏はヴァイオリンの名曲をコントラバス用に自ら編曲した「ツィゴイネルワイゼン」を熱演。エドの超絶技巧と深い音楽性に聴衆もあっと息を呑む。素晴らしい世界初演。
日本から来て下さった東京芸大教授、クラリネット奏者の山本正治氏はピアノ、ヴィオラとのトリオ、シューマンの「おとぎ話」を披露。
後半開始直後、ボストン在住日本人を代表してMIT教授及びメディアラボ副所長、石井裕氏のご挨拶。
「コンサート会場でのスピーチは初めて」と仰る石井氏だったが、日本ーアメリカ交流コンサートにぴったり寄り添う内容にまとめあげて下さり、深謝。
英語と日本語を交互に、芸術と科学の視点から、時代を超えて生きる普遍性についてお話下さった。
この日、私は一曲だけ「ブリテンのファンタジー」を演奏、後は専ら来て下さったお客様に御礼を述べたり、お話して楽しく過すことに力を入れる。(笑)
終演後、CD販売と同時に出演者のサイン会。
その後、クーリッジコーナー「四季」にて石井裕氏、奥様でジャーナリストの菅谷明子さん、山本正治氏、私と妻で「ご出演感謝の会」。
大切なコンサート終了後とあってリラックスムード炸裂。
一時の時間も無駄にせず真面目で冗談など言わない(というイメージの)石井さんも瞬時に空気感をキャッチされ、次々に面白い話、飛んでもない(笑)話、ジョークの応酬。
別に笑わせるつもりではなかったが、女性陣は「笑い過ぎてお腹が痛い」というほどの盛り上りで楽しい会となった。
「第2回日本ーアメリカ交流コンサート」第2日目も盛況に終了。