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モーツァルト最後の3つの交響曲

先週、今週とBSOはモーツァルト一色。
音楽監督ジェームズ・レヴァインの指揮で、モーツァルトの交響曲を立て続けに演奏している。

今週はモーツァルト最後の三つの交響曲、39番、40番、41番《ジュピター》。
1788年夏にこれら三大交響曲は作曲され、モーツァルトは3年半後にこの世を去る。
わずか数ヶ月の間に完成されたということが信じがたいほど、この3曲はそれぞれに全く異なる多種多彩な世界を我々に見せてくれるのだ。

編成上乗っていないけれど(オーボエ無しの珍しい曲)リラックスした明るい39番
ダークで哀愁に満ちた有名な40番、
壮大でコンフィデンス溢れる41番《ジュピター》。

この全く違う「世界」を続けて演奏していると、ふと
見知らぬ異国に飛んでしまったかのような感覚が過る。
それは、言わずもがな物凄く興奮する喜びの旅で。

相当なプレッシャーもありますが、充実感の大きい毎日であります。

それにしても。
モーツァルトがもう少し長生きしていたら・・どんな大曲がこの世に残ったのでしょうねぇ。
モーツァルト最後の3つの交響曲_f0128982_1533639.jpg
(この公演のオープンリハーサル開始前、大入りで賑わうボストン・シンフォニーホール)

Boston Symphony Orchestra
February 20, 2009 1:30 PM
Symphony Hall, Boston, Massachusetts

James Levine, conductor

MOZART
Symphony No. 39

MOZART
Symphony No. 40

MOZART
Symphony No. 41, Jupiter
by wkboston | 2009-02-21 16:21 | コンサート情報