2008年 07月 21日
日曜日 今日は全ノリ
昨日から新しいオーボエの生徒、C君がはるばるワシントンDCからタングルウッドの我が家までレッスンを受けに泊まりに来ているので、午前中はレッスンやリードメイキング、いろんな話をしたりで延々4時間位あーでもない、こーでもないとオーボエ片手にやっていた。
C君はこの秋からMIT(マサチューセッツ工科大学)に入学が決まっているのだが、MITでは化学を専攻しつつ、将来は絶対にオーボエ奏者になりたいとレッスンを希望してきたのだ。
ついに来たか。
音楽大学卒業などもろともせず、音楽的才能と可能性を知性や明晰な頭脳から確実に伸ばしてくる器の大きな音楽家になる若者が!!
と、C君との対面は内心、期待に胸を膨らませていたのだ。
実際のところ、現時点での彼のオーボエにはまだ物足りなさはあるにせよ、数日前に電話で出した「宿題」もほぼ完璧にこなしてきたし、今日僅かな空き時間にも彼はずっとオーボエを離さず、さらい続けていた。
これから数年の短い時間(このタイムリミットが重要)に、C君がどれだけスパークしてくれるか!?
こういうフレッシュな《本気》の行く末を見守るのは、結構シンドイけど、人生の楽しみが一つ増えたような感じもあるな。
BSOのマチネーコンサートを終え、夕飯の後には、TMCオーケストラ(タングルウッド・ミュージック・センターという学生オーケストラ)公演で、BSOクラリネット奏者トーマス・マーティンがカーターのクラリネット協奏曲のソリストをやるというのでC君、隣に住んでいるBSOファゴット奏者リック・ランティ夫妻と一緒に1台の車に乗ってタングルウッド・オザワホールまで聴きに行った。
トムのクラリネットはいつもに増して完璧、素っ晴らしかった。
それにしても、ほんとに音楽三昧で日が暮れた1日。
さあ、明日のオフ日は休むぞー。
Shi-Yeon Sung, conductor
Garrick Ohlsson, piano
SCHUMANN
Manfred Overture
SCHUMANN
Piano Concerto
MENDELSSOHN
Symphony No. 4, Italian