2010年 08月 03日
Ventfort Summer Concert Series 2010
タングルウッド音楽祭、BSO関連の仕事だけでもいろいろあって忙しいとはいえ、
せっかくバークシャーに本拠がある夏の間に、ここのコミュニティに根ざしたコンサートが何か出来ないかなあとは、考えていたのだ。
で、ひょんなことから我が家から徒歩圏内、ご近所のヴェントフォートホールでこの夏、3回シリーズでサロン形式のコンサートを開催している。
(コンサート自体は他にもありますが、私の出演するものは3回。)
第1回目のコンサートは先週7月29日(木)、無事終了。
パリ管弦楽団首席フルート奏者ヴィセンス・プラッツとボストン響首席クラリネット奏者ウィリアム・ハジンズ、私、ピアニスト、エドモンド・アーカスの出演で、フランスものを中心にしたコンサート。
告知もクチコミ中心という小さなコンサートでしたが、内容は濃厚で本格的、お客様も喜んで下さった。
ワカオ家行きつけのカフェ、レノックスにあるChocolate Spring Cafe のオーナー、ジョシュ(写真中央)が店のとっておきチョコレートを抱えて聴きに来てくれた。
お客様と絶品チョコを味わうこれまた至福の時。
終演後、関係者で記念撮影。
自分で投げ掛けアクションを起してみると、返りは想像以上に大きくて、その気になればまだまだ広がりはあるのだと実感出来る。
だからコンサートの企画やプロデュースは、幾多の面倒なこともひっくるめて、やめられないのだ。
さて、ヴェントフォートホールでのシリーズは今月あと2回あります。
8月9日(月)、4名のBSOチェリストで結成した【Boston Cello Quartet】が先日オザワホールで演奏したものと同じプログラムを引っ提げて登場。
地元紙の批評では「オザワホール開館以来の名演!」なんて書かれた程、評判の彼らですから、期待大。
8月16日(月)は、日本からピアニスト宮武きみえさんをお迎えして、BSO奏者達とドボルジャーク「ドゥムキー」などのプログラム。私もソロで数曲演奏します。
長くなったので詳細は改めて告知するとします。
タングルウッドに遊びにいらっしゃる皆様、どうぞレノックスの中心地から程近いヴェントフォートホールに足を伸ばしてみて下さい。
その昔、JPモルガン一族の別荘だったというなかなか素晴らしい建物でもあるんですよ。
Ventfort Hall
104 Walker St.
Lenox, MA