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入試シーズン到来

終日、ニューイングランド音楽院の入学オーディション審査で学生のオーボエを聴く。
力のある若い人の演奏は、特別な勢いがあって気分がいい。

入学試験会場だって、ちょっと味気ないけど立派なステージ。
審査員は何でもお見通し、でも音楽を心から愛するお客さん。
これはもう思いきって楽しんでいくしかない!
(音大)受験生の皆さん、がんばってね。

昨日日曜日は、音楽院内ジョーダンホールで「ロジャー・タッピング ヴィオラリサイタル」にゲスト出演。
このリサイタルでは、Reiko Yamada作曲、ヴィオラとチェロのデュオ曲がワールドプレミアで披露された。
失礼ながら初めてお聞きする名前だけれど、生粋の日本人なのかな。
生憎、私の出番直前の演奏だったので聴くことは出来なかったけれど、客席にいた妻は「素晴らしい曲だった」としきりに言うし、何よりロジャーが直々に作曲を依頼したというのだから、実力のある方なのだろう。

終演後、ロジャーの50歳のバースデーパーティを兼ねたレセプションで、作曲家、山田麗子さんにお会いした。現在モントリオールで博士課程在学中、広島県出身だそうだ。
ずっと遠くを真直ぐに見つめているような、見えないものを見る力のありそうな佇まいが印象的。
若い日本人作曲家がアメリカ(カナダ)で頑張っている。実力一本勝負。
素晴らしいではないですか!
今度はオーボエの曲を、ぜひ。
by wkboston | 2010-02-09 15:41 | オーボエ・音楽・他