2009年 06月 27日
若尾圭介オーボエリサイタル@代官山ヒルサイドプラザホール盛況に終了
私のオーボエを聴く為だけに(!)代官山までお越し下さったお客様、本当にありがとうございました。
本番2日前。リサイタル主催者である朝倉ご夫妻はじめ、日頃お世話になっている方々にお集まり頂き(またまた)最後のランスルーコンサートをさせて頂く。
10代の頃お世話になった恩師、新松敬久先生や元NHK交響楽団首席オーボエ奏者小島葉子先生にも聴いて頂き、感慨深かった。
リサイタル当日。
全ての(精神面、体力、リードやオーボエの調子、演奏そのもの・・・)ピークをこの日に持っていくべく過してきたここ数ヶ月。
プログラムのランスルーも数えきれないほどやり、鍛練と様々な実験を重ね練り上げてきた総決算。
・・だったわけだが、実際はそんな力みもなく静かな気分で本番の朝を迎える。
天気も珍しく梅雨の中休みとかで、晴れ。
リードの調子を狂わせる梅雨のジメジメとした湿気がないとは幸先良し、気分良しである。
ピアニストのエドモンドと2人で創り出す音。これだけで会場を《満たす》こと、それだけを求めてのステージ。
取巻く空気を自分に引寄せ、思うままに表現することが出来たかな。
非常に楽しいリサイタルとなりました。
下の写真は、このリサイタルの立役者が揃った一枚。ヒルサイドテラスオーナー、朝倉徳道様、美子様ご夫妻、エドモンドと。
美子様とは東京ーボストン間、国際電話会談でアイディアを交換し、希望を聞いて頂き、報告や情報を伝え・・・を何度やったかわからない。
ご夫妻とでなければ昨夜のリサイタルは実現し得なかった、といっても過言ではないのだ。
やっぱりこの10年間、私の日本での音楽活動の支えとなって下さっている徳道様、美子様に喜んで頂けるコンサートにしたいという思いは大きなモチベーションだった。
皆様に心からの感謝を込めて・・・
さて、本日はこれから新幹線に乗り、大阪へ向かいます。大阪のドルチェ楽器のホールで公開マスタークラスとミニコンサートがあります。
明日は東京に戻って、ちょうふ音楽祭に出演です。